CPUとCPUファンをマザーボードに取り付ける

小学5年生でもできるパソコンの組み立てトップCPUとCPUファンをマザーボードに取り付ける

CPUをマザーボードに取り付ける

最初に行うことは、CPUをマザーボードに取り付けることです。必要な部品は、マザーボード、CPUと座布団です。取り付けには、AMDアスロン4850eのCPUギガバイトのMA78GPM-DS2Hを使って説明します。アスロンのCPUであれば、取り付け方は共通していますので参考にしてください。

今回購入した発売ほやほやのギガバイトのマザーボードパソコンの部品のひとつであるCPU。アスロン4850e

マザーボードの裏を見てください。沢山の突起がでています。この端子を壊してしまわないように座布団や、じゅうたんなど軟らかくてしっかりと踏ん張りが利く物の上にマザーボードを置きます。力の入れ加減がわかると、マザーボードのパッケージの中の衝撃吸収ウレタンの上に置いて、マザーボードの箱をさらに敷いて座布団の代わりにすることもできますが、基本は座布団です(笑。それと、突起や金色の部分は触らないように心がけます。また、冬など体に静電気がたまり(バチッというやつ)、部品の破損にもつながりますので、部品に触る前には、金属製品に触って体にたまった電気を逃がしてからにしましょう。また上の写真で見えているCPUの文字がいろいろと書いてある表面は触らないでください。この表面はヒートシンクと密着し、熱を効率よく下げるために、傷なしの埃なし、指紋もつけないほうがいいです。CPUを持つときは側面(横の部分)を持ちましょう。

マザーボードのCPU取り付け方向には向きがありますので、差し込む時には向きをきちんと合わせてはめ込まないといけません。土手のように盛り上がった位置(写真では左側)を確認してください。そこを上辺として、左下に三角の合わせるマークがあります。レバーを押しながら外へ少しずらし、レバーを立ててください。

マザーボートのCPU取り付け口←無数に穴の開いた白い部分がマザーボードのCPU取り付け部です。上にレバー、左が土手のように盛り上がった部分です

今度は、CPUです。金色の三角のマークが四角いCPUのどこかの角にあります。これがマザーボードの左下と合わさる部分です。レバーを上げた状態で、CPUとマザーボードのCPU取り付け部の向きをあわせると、力を入れることなく置くだけですんなり入ります。

CPUにある方向を示す三角形のマーク←CPUにある三角のマークを確認してください。

片側が浮き上がった、うまく入らないなどきちんと入らなかったら、もう一度、レバーがあがっているか確認し、CPUと取り付け口の向きを合わせ、置いてみてください。スッと入るはずです。

入ったら、レバーを倒し、元に戻します。CPUの取り付け完了です。

CPUファンをCPUに取り付ける

CPUをリテールパッケージで購入した場合、CPUファンのヒートシンクには、熱伝導グリスが塗られています。CPUの表面と同じように触らず、傷つけず、埃をつけないよう気をつけましょう。マザーボードにCPUファンを固定する爪があります。この爪にCPUファンの固定金具を引っ掛けて、固定金具のレバーを倒し、設置完了となります。このときに気をつけることは、ぐりぐりしないことです。大まかな位置を決めるまで、CPUに触れさせず、できれば、片方の爪を引っ掛けるまでヒートシンクを浮かせたままにします。密着させて動かしていると、熱伝導グリスに厚いところと薄いところができて、温度を下げる効率が悪くなるからです。レバーのついていない方の爪を引っ掛けて、もう片方もわずかに浮かせながら、引っ掛けます。引っかけれたら、手を離し、レバーを倒します。用意したものがバルクCPUであれば、別に買ってきたCPUファンのCPUに密着させる面に、熱伝導グリスを塗ります。CPUに密着する範囲だけ、塗り残しのないように、なるべく薄く均一に塗り広げます。あとは、爪を引っ掛け固定するだけですので、リテールパッケージCPUと同じように取り付けてください。そうそう、向きは、爪にあわせ、マザーボードのCPUファンコネクタ方面に、ファンのコード側を向けてください。反対向きに取り付けると、コードの長さが足りず、コネクタにケーブルを取り付けることができなくなります。

マザーボードにCPUとCPUファンを取り付けたところ←マザーボードにCPUとCPUファンを取り付けたところ。ファン右下の青い棒が取り付けレバーです。

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