OS認識外のメモリを有効利用して高速化を目指す!Gavotte Ramdisk導入でWindows快適化♪

小学5年生でもできるパソコンの組み立てトップOS認識外のメモリを有効利用して高速化を目指す!Gavotte Ramdisk導入でWindows快適化♪

メモリをHDDとして使用することができるギガバイトの『i-RAM』を検討していたところ、余剰メモリーを有効に使えるGavotte Ramdiskというソフトを発見。検討し、実行に移すことに。まずはお試しということで、最近組み立てたパソコンに導入しました。

※このページは、『小学5年生でもできるパソコンの組み立て』範囲外の記事です。BIOSの設定を変更したり、オペレーションシステムの根本の設定を変更するため、多少の危険が伴います。そのため、自分でリスクを背負えて、なんとかできる人だけご覧ください。

Windows Vista+MA78GPM-DS2H+メモリ4GBでGavotte Ramdisk

数年前のマザーボードから使えるようになっていた総計4GB以上のメモリですが、32ビットwindowsでは、3.12GBまでしか実質使っていないのはご存知でしょう。つまり、4GB積んでいても、1GB近く無駄にしています。そのため、メーカー製パソコンなどは1GB×2 + 512MB×2 = 3GBなんていう変則的なメモリ搭載をしているわけですが、マザーボードの使用域はまだまだ上。これをうまく活用してくれるのが『Gavotte Ramdisk』なのです。

今回組み立てたパソコンはこの『Gavotte Ramdisk』の存在を知らず組み立てていますのでメモリ4GBで組んでいますので、無駄にしているOSの認識外メモリが少しあります。この領域を使えるかどうか、検証もかねて実験です。

まずは、導入前の記録をとります。BOIS画面で認識しているメモリを確認します。Extended Memory 3838MB。あれ?4096MBになってない。ぐはっ。 BIOS画面でメモリに関する項目を調べてみるが、そんな設定が見当たらない。どうやらVRAMに256MBほど割り当てているようです。3838MB+256MB=4094MB。そっか。まあ、2MBくらい誤差の範囲と見ましょう。

Vistaを立ち上げ、スタート→コントロールパネル→パフォーマンスの情報とツール→詳細ツール→システムの詳細をシステム情報で表示させます。

ついでに、スタート→コントロールパネル→パフォーマンスの情報とツール→詳細ツール→タスクマネージャ→パフォーマンスを開く。

さらに、コントロールパネル→システム→システムの詳細設定→パフォーマンスの設定→詳細設定→仮想メモリ→変更を表示、すべてのドライブの総ページング ファイル サイズを書き留めておきます。

と、ここまで書きとめたところでGavotte Ramdiskをインストールします。まずはGavotte Ramdiskをダウンロードをします。rramdisk.zipへのリンクから落としてください。ダウンロードしたファイルをウイルスチェックするくらいの用心さはなにをするにあたっても必要です。rramdisk.zipをダウンロードしたら解凍します。まず、ファイル群の中のram4g.regを右クリック→結合し、レジストリ警告がでますが続行しレジストリの変更を行います。中身はというと、

[HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\RRamdisk\Parameters]
"UsePAE"=dword:00000001

レジストリエディタ『ファイル名を指定して実行→regedit』を開いて、自分で書き込んでもいいです(笑。続いて、ramdisk.exeを実行しますが、Vistaの場合、管理者権限で実行しないといけません。右クリック→管理者として実行します。Gavotte Ramdiskが起動したら、Install Ramdiskをプチッ。数秒で、インストールが完了します。

Gavotte Ramdiskインストール画面

インストールできたら、続いて設定です。デフォルトのDisk Sizeの16M指定で、OS管理外メモリ容量を自動判別し、メモリの空き容量を確保してくれます。Drive LetterはデフォルトではramdiskのR:となっています。お好きなように。Rドライブは使用していない場合が多いでしょうから、そのままでいけます。Media TypeはFixed MediaならHDDのように、Removable MediaならUSBメモリなどの取り外し可能な記憶領域に認識させます。Vistaでメモリ4GB積んでいるのなら、Vistaの新機能ReadyBoostにでも使えますので、ここではRemovable Mediaに指定します。メモリ8GBを積んでいる場合は、Fixed Mediaに指定し、スワップファイル(pagefile.sys)置き場に指定するのがよいかもしれません。 とりあえず、Removable Mediaを指定し、OKをプチッと。sccessの文字で成功です。数秒の待ち時間の後、コンピュータの画面で確認すると、リムーバブル記憶域があるデバイスにRamDiskが確認されます。再起動しましょう。再起動後、リムーバブルディスクとしてRドライブに767MB確保できていることを確認しました。

※ReadyBoost - HDDより読み書きが高速なUSBメモリなどを代用し、メインメモリの補助をさせるVistaに搭載された新技術。読み書きが遅いHDDへの書き込みを減らし、読み書きが高速な補助メモリを使います。

ちなみにアンインストールはRemove Ramdiskを実行します。C:\Windows\System32\drivers\rramdisk.sysが残っている場合があるようなので、手動で消しましょう。

システムの詳細

タスクマネージャのパフォーマンス。(開いたばかりでは、Vistaは次に使いそうなアプリケーションを想定し、いろいろ読み込みますので安定しません。ひと通り読み終わった後の状況です。)

仮想メモリのすべてのドライブの総ページング ファイル サイズ

って、ところです。続いて、コンピュータ→Ramdisk→右クリックのプロパティ→ReadyBoostタグ→このデバイスを使用するにチェック→システム速度のために予約する領域はデフォルトのまま→OKで、ReadyBoostとして使うように設定できました。ドライブの中身にReadyBoost.sfcacheがあるのを確認しましょう。

注意点

Windows Vista+MA78GPM-DS2H+メモリ8GBでGavotte Ramdisk

買ってきました!DDR2PC6400メモリ×2枚です。4GB増設し、合計8GBになりました。早速取り付けました。↑同一設定のままで詳細数値書き止めます。Removable Media設定です。

システムの詳細

タスクマネージャのパフォーマンス。(開いたばかりでは、Vistaは次に使いそうなアプリケーションを想定し、いろいろ読み込みますので安定しません。ひと通り読み終わった後の状況です。)

仮想メモリのすべてのドライブの総ページング ファイル サイズ

Gavotte Ramdiskを起動し、Fixed Mediaに設定しました。コンピュータ→プロパティ→システムの詳細設定→パフォーマンス→設定→詳細設定→仮想メモリ変更→すべてのドライブのページングファイルのサイズを自動的に管理するのチェックをはずし、Cドライブをページングファイルなし→設定、Rドライブ(RAMドライブ)システム管理サイズ→設定でRAMドライブだけにスワップファイル(ページングファイル)を置きます。これで、とりあえず、OKかな~。以下、詳細数値。

システムの詳細

タスクマネージャのパフォーマンス。(開いたばかりでは、Vistaは次に使いそうなアプリケーションを想定し、いろいろ読み込みますので安定しません。ひと通り読み終わった後の状況です。)

仮想メモリのすべてのドライブの総ページング ファイル サイズ

完了です。再起動してもページファイルはRAMドライブで生成されています。これで、快適になったかな(笑。

参考 - Gavotte Ramdisk まとめWIKI

Windows2000professional+A8N-VM CSM+メモリ4GBでGavotte Ramdisk

ついでに、最近調子がおかしくなっているパソコンにもメモリを増設し、Gavotte Ramdiskで快適パソコン生活しましょ♪

数年前に組み立てたA8N-VM CSMは、DDR400メモリに対応し、最大搭載メモリは4GBです。いままで、メモリ2GBでHDDにスワップファイルを置いていたので、これを機会にクリーンインストールからGavotte Ramdiskの設定に挑みます。win2kはメモリの使い方が上手でないので、メインメモリ2GB+RAM2GBで、2GBのRAMにはスワップファイル置き場にする計画を立てました。

ハードディスクの中身をバックアップして、パテーションから仕切りなおしです(これはGavotte Ramdiskとは無関係です)。クリーンインストール後、早速、メモリを増設しました。4枚挿しの4GB。BIOSを立ち上げます。うほ?!DDR333???メモリ認識2816MB??なぜに?最初から躓きます。2枚挿しではDDR400での稼動を確認していたので、これはおかしい。win2kを立ち上げ、メモリ量を確認。2882MBとなっています???早速、調べます。すると、Socket939は、メモリを4枚挿すと安定動作のためDDR333で駆動させるらしいということが判明。設定前の状況。

システムの詳細情報

タスクマネージャのパフォーマンス

すべてのドライブの総ページング ファイル サイズ

マザーボードの認識がメモリ2816MBもおかしいので、メモリリマッピング機能をEnableにしました。再起動して確かめます。ホッ。BIOS上で4096MBと認識されるようになりました。続いて、win2kを立ち上げます。メモリ量を確認。2882MBとなりました。

システムの詳細情報

タスクマネージャのパフォーマンス

に、変化しました。boot.iniファイルを書き換えます。/PAE /NoExecuteを付け足します。/NoExecuteはwindows2000professionalには効果のないスイッチオプションだと思いますが一応。システムで物理アドレス拡張の文字が確認されました。以下、詳細数値。

システムの詳細情報

タスクマネージャのパフォーマンス

変化なしです。ここで、Gavotte Ramdiskをインストールしましたが、デフォルトの設定では、15.9MBのRAMディスクしか生成されません。OS使用領域を制限したら、Gavotte Ramdiskの自動認識領域が増えるかと思い、boot.iniに/MAXMEM=2048オプションを追加。再起動。だめです。あぁ~。どうしましょ。

64bit対応CPUでないといけないみたい。どうだったっけ?忘れちゃった。ちょっと調べてみよ。え~athlon64 3500+ Veniceコアですね。対応しています。DDR4枚挿しでも400として稼動させることができるCPUです。

※このページは書きかけです。

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